多くの牛と豚の尊い命が亡くなりました・・・多くの人間が心を痛めました・・・しかし宮崎は再び歩き始めます

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) |

(軌跡6)宮崎子牛育成日記

このたびの東日本大震災で被害を受けられた皆様と、被害を受けた全ての家畜と動物に謹んでお見舞い申し上げます。


4月20日、この日付は宮崎で畜産に関わるものにとって一生忘れられない日になりました。この日を境に様々なことが、人生までもが変わってしまったといっても過言ではありません。多くの家畜の命が犠牲になったとともに、多くの人々の心に深い傷と、大きな志を残していきました。毎年、この日付が来るたびにいろいろなことを思い出すでしょう。やっと一年、もう一年、いろいろな感想を皆が思い返しています。


諷ー髴顔「狙convert_20110502090652
【慰霊碑】
慰霊碑文中より ~平成22年4月20日、県内に口蹄疫の疑似患畜が発生した。
感染拡大防止のためワクチン接種により埋却された佐土原町内の牛2,553頭の供養のためこの碑を建立した。~


驥醍カイ_convert_20110502091000蝓句唆蝨ー_convert_20110502092128
【金網】【埋却地】

この碑のすぐ後ろには、2,553頭の牛が埋められています。金網で周りをぐるりと取り囲まれ、先に入ることはできません。
口蹄疫で埋却に使用された宮崎県内の土地の面積は、142万㎡です。その後一定期間、土地の利用は制限されます。約1年の間に盛り土は徐々に沈下していきます。
ワクチン接種により犠牲になった牛は、集合埋却場に埋められましたが、疑似患畜はほとんどの場合、発生農場の近隣に埋却されましたので、町のあちこちにこのような盛り土の場所があります。
未だに横を通るだけでも、胸がしめつけられる思いがします。


縺贋セ帙∴迚ゥ_convert_20110502091147
【お供え】
碑の横には、牛へのお供え物らしく乾草のロールとお水がお供えされています。
犠牲になった牛のことを思い、今でも多くの人がこの場所を訪れ、花を供え、手をあわせ、二度とこのようなことをおこさない、と牛たちに誓っています。


遶句・遖∵ュ「逵区攸_convert_20110502091412霆贋ク。雕上∩霎シ縺ソ豸域ッ胆convert_20110502092030
【看板】【消毒槽】

霆贋ク。雕上∩霎シ縺ソ_convert_20110502091847
【消石灰】
去年の春と今年の春では、農場の様子はとても変化しました。
まず、入り口には大きく【家畜伝染病予防のため関係者以外立入禁止】の看板が設置されています。
車両のタイヤを消毒するための踏込み消毒槽があちこちの農場で設置されました。農場周辺と特に農場入り口付近には真っ白な消石灰がまかれ続けています。


霆贋ク。豸域ッ胆convert_20110502091819髮サ豌怜虚蜉帛匐髴ァ讖歙convert_20110502092054
【消毒の様子】【電気動噴】

管内の全ての畜産農家に動力噴霧器の設置が行われています。
獣医師の往診など全ての農場訪問において車両を消毒することが始まっています。
あのようにつらい思いをした私たちだからこそ、こんなに手間のかかることを継続してやっていこうという気持ちになれるのだと思います。


譚・險ェ閠・ーら畑髟キ髱エ_convert_20110502092156
【農場専用長靴】
畜産の現場において長靴は必需品です。
その長靴も管内の全ての農場で、来訪者用長靴の設置が行われています。これで農場から農場へと、長靴に付着した病原体を運ぶことはなくなるものと考えられます。


この一年は本当に長くて短いものでした。
大きなものを失い傷ついたけれども、慰霊碑に手を合わせて誓ったように、少しずつ前へ前へと進んでいくのです。
去年の春と今年の春で農場の景色が違っていることが何よりの証です。
スポンサーサイト

| 08:56 | コメント:0 | トラックバック:0 |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。