多くの牛と豚の尊い命が亡くなりました・・・多くの人間が心を痛めました・・・しかし宮崎は再び歩き始めます

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(軌跡1)宮崎子牛育成日記


口蹄疫被害の拡大を止めるために、日本初の口蹄疫ワクチン接種が行われました。
ワクチン接種を受け入れた農家は、健康であった牛や豚を殺処分され、周辺のみならず、九州の、いえ、日本の畜産を守ったのです。
私たちは今回のことを胸に刻み、決して忘れてはいけません。
口蹄疫ワクチンを使用すること自体、最初で最後であって欲しい。
そして、このようなことが二度と繰り返されることのないように、自分が何をなすべきか、自問自答して、畜産という仕事を見つめなおさなくてはいけません。


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平成22年7月24日
青い空と緑の田んぼの真ん中にある牛舎、でもそこに牛はいません。
この牛舎にいたはずの元気な和牛の親子は、平成22年6月23日その鼓動を止めました。
飼い主は、その日までは、無我夢中でがんばりました。
でも、それから少し経ったとき、鳴き声も気配もしない牛舎、テレビで牛が映るだけで、涙がこみ上げてき、失って初めて、「牛が居ない」ことを痛感したそうです。


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3回目の一斉消毒の日。
真っ白な消石灰がまかれ、がらんどうの牛舎。すみずみまでしっかり消毒してあります。この地域は、しっかり消毒された牛舎しかありません。きれいで鳴き声も臭いもしない牛舎ばかりの地域になりました。


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消毒は、行政の職員やJA、NOSAIの職員など関係団体によっておこなわれました。防護服を着ての作業は、暑さとの戦いです。でも、新しく導入される牛の病気を防ぐために徹底的にやりました。子牛の下痢やかぜも少なくなりますように。


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誰も出入りさせません。次に牛が導入される日まで、立入禁止は続きます。
これから導入される牛を待つ間、牛舎は今までにないくらい衛生的に管理されています。


口蹄疫が発生してから、とても苦しい日々の連続でした。
でも、応援してくださる日本中の声援に後押しされ、ここまで頑張ってこれました。
これから、子牛を出荷するその日まで見守ってください。
長い道のりです。
最後まで応援してください。
消えた命の分まで、大切に牛を養っていきます。
そして、私たち農家がどんなに愛しんで牛を育てているか知ってください。

私たち人間は、家畜を最終的には食べるためにと殺します。
命をいただいて食べています。
命がはぐくまれるその瞬間を見届けてください。

次回は導入第1号の牛を紹介する予定です。
全国の皆さんこれからも宮崎を応援してください。
<写真>農家提供
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